少年犯罪において「殺人」が増加しているとすれば、少年たちの「自分が選択可能な行動」の一覧に「殺人」がもうプリセットされているということでしょうね。自分が人を殺しうる存在であることを(かなり早い段階で)了解しているというか。
そう考えると「夏と花火と私の死体」ってすごい作品のような気がしてくる。