同じ姓の漫画家の話。
小、中学生のころ、私は「ドラクエ4コマ」ファンかつ「ガンガン」読者であった。だから当然最初に認識したのは「秀明」の方である。当時彼が「少年ガンガン」執筆していた「Z−MAN」を毎号読んでいた。子供心にも彼の絵がもつエロティックさは強く印象づけられていた。しかしここ数年は彼の他の作品を手に取ることなく過ごしてきた。
月日は流れ私が十代後半になったころ、ある特定のジャンルにおいて活躍する一人の漫画家を知ることになる。それが「魯介」であった。独特のセンス(先行作品への言及、一見無意味なドイツ語の多用など)でもって描かれる彼の作品には一種抗いがたい中毒性が含まれている。かくいう私もこの毒にアテられ、いつの間にか刊行されているすべての単行本が本棚(及び押し入れ)に収まっていたりした。
とこのようにこの苗字を聞いて連想する漫画家といえば、近頃は「魯介」一辺倒だったのだが、今また「秀明」の検索ヒット率が上がってきているのである。なぜかといえばわたしが「アニマル」読者だからである。
で、さっき気付いた。この二人とも「アニマル増刊」で連載持ってる。
逆に今まで何で気が付かなかったのかというと、「魯介」の単行本は買っているけど掲載されている媒体まで注意を払っていなかったから。
というように「秀明」→「魯介」→「秀明」→「魯介」と私なりの連想ゲームが行われていたのであった。
ちなみに「伸司」は読んだことすらない。