2005-09-06 ■ 読んだ本の感想とか 「ドロヘドロ」林田球 小学館の雑誌、「IKKI」で連載している漫画。そらとぼけたキャラクターたちと、卓越したセンスで紡がれる台詞回しが、その独特の世界観と相まってほのぼのとしたグルーヴを作り出している。ストーリー展開で(読者を)引っ張るタイプの作品じゃないすね。物語世界に浸っていること自体が快感になっていくような、そんな漫画です。 魔法使いを退治する主人公と、主人公を始末しようとする魔法使いの両方の視点から話が描かれているので魔法使いサイドに肩入れするファンも多いようです。トランスフォーマーみたい。