地下鉄東西線高田馬場駅ホームにてヘッドホンで音楽を聴きつつ電車を待っていると、すぐそばで同じく電車を待っている女性が私の顔を覗き見てクスクス笑っていることに気付く。「なんだろう…おれの被害妄想じゃないよな」と思ってチラリと視線を返すと、やはり私のことを笑っていた。「おいおいなんで俺のことみて笑ってんだよ。鼻毛でもでてるのか?ホコリまみれの黒コート着てるからか?それとも俺が面白フェイスぶらさげて歌詞カード片手にヘッドバンキングしてるからか?」なんてことを1、2秒間ほど考えたのち、事の真相に気が付く。
そこに立っていたのは通勤途中のバイトの同僚だった。