館島 (ミステリ・フロンティア)作者: 東川篤哉出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/05/30メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (86件) を見るミステリ。 東川篤哉の東京創元社における第一作目となる本書は、作者が得意とするコメディタ…

ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (笑酔亭梅寿謎解噺 (2))作者: 田中啓文出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (36件) を見るミステリ。 ダジャレの王様、田中啓文の最新作は落語をモ…

わたしを離さないで作者: カズオイシグロ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/04/22メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 568回この商品を含むブログ (547件) を見る主人公のキャシーは優秀な介護人だった。しかし物語の冒頭でその職を退くことになる。…

思いつき

小説を楽しむ際に、「技巧」そのものを楽しむ人や「技巧」によって何がなされたかを楽しむ人がいるけれど、前者のほうがより幸せな読書体験を送れるような気がする。単純に。 特に本格ミステリを楽しむ際には。

四捨五入すると…

読みにくいのでアブストラクトだけ字体を変えようと思ったのだけど(人の猿真似)、適当なタグを失念してしまった。。。 とみに記憶力が低下した。もう年だね。寄る年波に惨敗。あとはただ去るのみ。

ボトルネック作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/08/30メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 106回この商品を含むブログ (268件) を見る暗黒青春ファンタジー。 二年前に亡くなった友人を弔うため現場の東尋坊に来た主人公は到着直後に親か…

アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)作者: 古川日出男出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/07/01メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 209回この商品を含むブログ (208件) を見るエンタメ。 舞台は18世紀のエジプト。ナポレオン率いるフランス軍の侵攻の気…

数学的にありえない 上作者: アダムファウアー,Adam Fawer,矢口誠出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/08/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (105件) を見るサスペンス。 大学院生(博士課程)にしてギャンブラーの主人公…

夜勤刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: マイクル・Z.リューイン,Michael Z. Lewin,浜野サトル出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1995/02/01メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見るミステリ。 いわゆるモジュラー型警察小説であり…

ミス連合宿に行ってきた

米澤穂信先生に色々お話を伺ったのだけど、記憶していることはゲームに関する内容ばかりでとてもレポートに値する文章は書けません(メモっときゃ良かった)。 そういう訳なので先生の言説の中から印象的だったものをピックアップしてお茶を濁すことにする。…

はなれわざ (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: クリスチアナブランド,Christianna Brand,宇野利泰出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (20件) を見るミステリ。 大陸横断のツアー旅行に出掛け…

ウェンズ氏の切り札 (現代教養文庫 (3038))作者: S・A・ステーマン,松村喜雄,藤田真利子出版社/メーカー: 社会思想社発売日: 1993/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るミステリ。 世界三大ミステリ作家の1人である(おそらく…

吐息に胃液のにおいが混じる

今日は先輩方とフットサルをした。 僕自身はサッカーやバスケなどといった敵味方が交錯するタイプのスポーツは苦手なのだけど、人数合わせで参加したみた。体を動かすこと自体は元々嫌いなほうではないし。 不器用でしかも日頃運動など滅多にしない僕。もち…

不思議島 (創元推理文庫)作者: 多島斗志之出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/05/27メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (34件) を見るミステリ。 物語の冒頭から半ばまではおそろしく地味な展開で、やや退屈。よそ者の男が持…

消えた女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 165-5))作者: マイクル・Z・リューイン,石田善彦出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1994/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見るミステリ。 私立探偵アルバート・サムスンが活躍するシリーズの第五作。貧…

砂漠の惑星 (ハヤカワ文庫 SF1566)作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,飯田規和出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/06/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 20回この商品を含むブログ (65件) を見るSF。 シンプルな発想をシンプルなプロットにまとめ…

昼に食った二郎のラーメンが腹で核融合分裂を起こしているのではないかと疑りたくなるほどその存在感をいや増しているのをのらりくらりやり過ごしつつ僕は学校に向かった。メルトダウンだけは避けたい状況である。途中の駅のトイレでダメージを食らいつつも…

失はれる物語 (角川文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/06/24メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 77回この商品を含むブログ (249件) を見る短編集。 ライトノベル媒体で発表された短編を再編集して一般向けに出し直した作品集の文庫化(…

完全犯罪に猫は何匹必要か? (カッパ・ノベルス)作者: 東川篤哉出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/08/21メディア: 新書 クリック: 8回この商品を含むブログ (27件) を見るミステリ。 「招き猫」に関するペダントリーや発想の一風変わったアリバイトリック…

ドルの向こう側 (ハヤカワ・ミステリ文庫 8-10)作者: ロス・マクドナルド,菊池光出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1981/04メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見るミステリ。 今回の話をかいつまんで説明してみよう。 リュウは少年…

早稲田で古川日出男のトークショウがあったそうな。 ぼくはその催しに参加しそうな面子を個人的にプロファイリングして、 「文学かぶれのスノッブで溢れ返ってそうだな」と心の中で呟きつつ、麻雀を打っていた。 その次の瞬間、「成る程、これが世に聞く”中…

古本市で本を売る。 この半期で読んだ本を百冊くらい持っていったところ、8割以上掃ける。これはかなり好い売り上げである。 まぁ、売り上げ金は全部飲んじまったんですが。

芳林堂で本を買う。 「デトロイト?メタル?シティ」はまだ品切れみたいだった。読み切り含めて全部読んでるから買う必要はあまりないのだけど。 ちなみに買ったのは「涅槃姫みどろ」。 厄いわね。

読書会当日まで課題本が読了出来ず、読み終わったのが会が始まってから1.5時間後。 結局2時間遅れで参加したんだけど(どこでやってるのか知らず、迷った)、担当者に「次回は最初からの参加でお願いします」と苦言を呈される。すいませんでした。

銃とチョコレート (ミステリーランド)作者: 乙一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/05/31メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 76回この商品を含むブログ (319件) を見る乙一という作家は迫害され傷つけられた少年少女がその生き苦しい状況から抜け出す過…

さあ、気ちがいになりなさい (異色作家短編集)作者: フレドリック・ブラウン,星新一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/10/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (80件) を見る異色作家短篇集。 ブラウンの魅力を表す言葉と…

ラッシュライフ (新潮文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/04/24メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 133回この商品を含むブログ (805件) を見るミステリ…なのか?当代きっての人気作家のデビュー第二作。 本書はそれぞれ視点人物の異…

ストリンガーの沈黙 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 林譲治出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/11/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (40件) を見るSF。傑作SF短編集「ウロボロスの波動」の続編であり、世界観…

殺意は必ず三度ある (ジョイ・ノベルス)作者: 東川篤哉出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2006/05/16メディア: 新書購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (54件) を見るミステリ。 今回もこの作者らしい、軽薄かつおばかな作品に仕上がっている…

砂漠作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2005/12/10メディア: 単行本 クリック: 209回この商品を含むブログ (430件) を見る青春小説(らしい)。某国立大学の法学部に所属する同級生5人の大学生活を描いた物語となっている。 伊坂らしい…